結婚相談所で多くの方を見ていると、
婚活がうまくいかなくなる人ほど、
相手のことをたくさん考えています。
この人でいいのかな。
条件は合っているかな。
価値観は合うのかな。
結婚後に後悔しないかな。
相手を見ることは、もちろん大切です。
結婚相手を考えるのですから、慎重になるのは自然なことだと思います。
でも、婚活が苦しくなっている方を見ていると、
相手のことを考えすぎるあまり、
自分がどう感じているのかが分からなくなっている
ことがあります。
条件は悪くない。
価値観も大きくズレているわけではない。
でも、なぜか進めない。
何が引っかかっているのか、自分でもうまく言えない。
そういう状態になると、
婚活は少しずつ苦しくなりやすくなります。
今回は、
婚活がうまくいかない人ほど、「相手選び」の前に自分の気持ちが分からなくなっている
ということについて、お話しします。
目次
①条件を見すぎると、「自分がどう感じるか」が後回しになりやすい
婚活では、条件はとても分かりやすい判断材料です。
年齢、年収、仕事、住む場所、見た目。
現実的に考えるうえで、どれも無視できないことです。
ただ、条件をしっかり見ようとするほど、
知らないうちに
「条件が合っているなら進むべき」
という考えに寄ってしまうことがあります。
そうなると、
一緒にいて安心できるか。
自然体でいられるか。
会ったあとに気持ちがどうなっているか。
そういう感覚が後回しになりやすいです。
条件は合っている。
でも何か引っかかる。
でも、その違和感をうまく言葉にできない。
だから「自分が考えすぎなのかな」と思ってしまう。
婚活の現場では、そういうことも少なくありません。
②「価値観が合うか」を考えるほど、自分の価値観が見えなくなることもある
婚活では、
「価値観が合う人がいい」
という言葉もよく出てきます。
もちろん、それは大事なことです。
ただ実際には、価値観が合うかどうかを考えるあまり、
自分は何を大事にしたいのか
が見えなくなっている方もいます。
たとえば、
- 何を安心と感じるのか
- どんな言葉に傷つきやすいのか
- 結婚後にどんな関係を築きたいのか
- 自分にとって譲れないことは何か
そういう部分が曖昧なままだと、
相手と合うかどうかも判断しにくくなります。
価値観が合うかを見る前に、
自分の価値観が整理できていない。
この状態だと、婚活は思った以上に迷いやすくなります。
③本音を後回しにすると、婚活は「正しく進めるもの」になってしまう
結婚相談所でご相談を受けていると、
真面目な方ほど、本音を後回しにしてしまうことがあります。
こうしたほうがいいはず。
前向きに考えたほうがいい。
条件を広げたほうがいい。
まずは会ってみたほうがいい。
どれも間違いではありません。
でも、そればかりが先に立つと、
婚活が
自分の気持ちで進めるものではなく、
正しく進めるもの
になってしまうことがあります。
本当は気が進まない。
本当はまだ納得できていない。
本当は無理をしている。
でも、それを感じる前に
「頑張らなきゃ」で進んでしまう。
そうなると、婚活はだんだん苦しくなっていきます。
④うまくいかない理由が「相手」なのか「自分の軸のなさ」なのか、分からなくなる
婚活が長引いて苦しくなってくると、
相手が悪いのか、
自分の見方がずれているのか、
だんだん分からなくなってくることがあります。
この人でいいのかな。
でも、もっといい人がいるのかな。
嫌なわけじゃない。
でも進める感じもしない。
条件は悪くない。
でも、何かが違う気がする。
こういう状態が続くと、
「誰を選べばいいか」が分からないというより、
自分が何を基準に選びたいのか
が分からなくなっていることがあります。
相手を見ているつもりで、
実は自分の気持ちのほうが置いていかれている。
婚活では、そういうことも起こります。
⑤婚活で本当に必要なのは、「正しい相手探し」より「自分の感覚を取り戻すこと」
婚活がうまくいくために、相手を見ることは大事です。
条件も、価値観も、現実も、ちゃんと見たほうがいいと思います。
でもその前に必要なのは、
自分がこの人といてどう感じるのか
を見失わないことです。
安心できるのか。
無理をしていないのか。
気持ちを押し込めていないのか。
違和感があるなら、それはどこから来ているのか。
それが分からないまま相手選びをしても、
婚活はどこかで苦しくなりやすいです。
結婚相手を見極めることは大切です。
でも本当に必要なのは、
正しい相手を外から探すことだけではなく、
自分の感覚をちゃんと持ったまま相手を見ること
なのかもしれません。
まとめ
婚活がうまくいかないとき、
人はつい
「相手の選び方が悪いのかもしれない」
と思ってしまいます。
もちろん、それもまったくないとは言いません。
でも実際には、相手選びの前に
自分の気持ちが分からなくなっている
こともあります。
条件を見すぎて、自分の感覚を後回しにしてしまう。
価値観が合うかを考えるあまり、自分の価値観が曖昧になる。
本音を置き去りにしたまま、正しく婚活しようとしてしまう。
そういうことが重なると、
婚活は少しずつ苦しくなります。
婚活で本当に大切なのは、
相手を見ることだけではありません。
その相手と向き合う自分が、どう感じているのか。
何を大事にしたいのか。
どこで無理をしているのか。
そこに気づくことも、とても大切です。
婚活がうまくいかない人ほど、相手を探しているようで、自分の気持ちを見失っているのかもしれません。
