結婚相談所で多くの方とお話ししていると、
婚活が苦しくなっている方ほど、
自分の本音が分からなくなっていることがあります。
本当はどうしたいのか。
どんな結婚を望んでいるのか。
何が不安で、何が嫌なのか。
どこまで頑張りたいのか。
そういう気持ちが置き去りになったまま、
「ちゃんと活動しなきゃ」
「条件を広げなきゃ」
「前向きに考えなきゃ」
と、頭で婚活を進めようとしている方は少なくありません。
もちろん、婚活では現実を見ることも大切です。
柔軟に考えることが必要な場面もあります。
でも、本音を後回しにしたまま進めてしまうと、
婚活は少しずつ苦しくなりやすくなります。
今回は、
婚活で本音が大切な理由
についてお話しします。
目次
①本音が見えないまま婚活すると、頑張るほど苦しくなりやすい
婚活では、どうしても「こうしたほうがいい」が増えます。
もっと前向きに。
もっと柔らかく。
もっと条件を広げて。
まずは会ってみて。
考えすぎないで進んでみて。
どれも間違いではありません。
実際に、そういう行動が必要なこともあります。
ただ、その前に
自分が本当はどう感じているのか
が見えていないと、
正しいことをしているはずなのに苦しくなることがあります。
本当は気が進まない。
本当はまだ受け止めきれていない。
本当は無理をしている。
でも、それを置いたまま進もうとすると、心がついていかなくなります。
婚活で疲れてしまう方の中には、
頑張りが足りないのではなく、
本音を置き去りにしたまま頑張り続けてしまった
という方も多いのです。
②「こうあるべき」が強いほど、本音が分からなくなりやすい
婚活では、
年齢的に急がなきゃ。
いい人がいたら前向きに進まなきゃ。
条件ばかり見てはいけない。
結婚したいなら、少しは我慢もしなきゃ。
そんなふうに、
“こうあるべき”が増えやすいです。
でも、その考えが強くなりすぎると、
自分の本当の気持ちが見えにくくなることがあります。
この人といると疲れる。
何か引っかかっている。
まだ気持ちが追いついていない。
本当は不安が強い。
そういう感覚があっても、
「でも頑張らなきゃ」
で押し込めてしまうのです。
すると、自分でも
何が嫌なのか、
何が不安なのか、
何が苦しいのか、
分からなくなっていきます。
本音が見えなくなると、婚活はますます進めづらくなります。
③本音を言葉にできないと、相手選びもずれていきやすい
婚活では、
自分の本音が分かっていないと、相手選びも少しずつずれていくことがあります。
たとえば、
- 条件はいいけれど、一緒にいると落ち着かない
- 周りから見ればいい相手なのに、自分はなぜか気が進まない
- 悪い人ではないのに、会うたびに疲れてしまう
こういうとき、
本音が見えていないと、
「自分がわがままなのかな」
「理想が高いのかな」
「もっと頑張るべきなのかな」
と考えてしまいやすいです。
でも実際には、
その違和感にはちゃんと理由があることもあります。
話し方に圧を感じる。
安心感が持てない。
自分らしくいられない。
結婚後のイメージが持てない。
そういう本音が見えてくると、
ただの気分ではなく、
自分にとって大事な感覚だったのだと分かることがあります。
本音は、わがままではありません。
相手選びの軸になる、大切な感覚でもあります。
④本音を見ることは、わがままになることではない
婚活で本音を大事にすると言うと、
「自分の気持ちばかり優先することですか?」
と受け取られることがあります。
でも、そういうことではありません。
本音を大事にするというのは、
何でも思い通りにしたいということではなく、
自分がどこで無理をしているのかを知ること
に近いと思います。
本当は傷ついている。
本当は焦っている。
本当は納得できていない。
本当は寂しい。
本当は結婚したい気持ち自体が揺らいでいる。
そういう気持ちを見ないまま進むと、
婚活はどこかで苦しくなります。
逆に、本音が見えてくると、
今の自分に必要なことも見えやすくなります。
少し休んだほうがいいのか。
条件ではなく安心感を見たほうがいいのか。
もっと気持ちを整理する時間が必要なのか。
本音は、婚活を止めるためのものではなく、
自分に合った進み方を見つけるためのもの
でもあります。
⑤結婚後に大事なのも、「本音を持てる関係」であること
婚活中は、相手に合わせたり、よく見せようとしたりすることがあります。
それ自体は、ある程度自然なことです。
でも、結婚生活では、
ずっと無理をしたままでは続きません。
言いたいことを言えない。
嫌なことを我慢してしまう。
気持ちを飲み込んでしまう。
そういう関係は、結婚後に少しずつ苦しくなりやすいです。
だからこそ婚活の段階でも、
本音をまったく置き去りにしないことが大切です。
この人の前で、自分はどうなっているか。
無理をしすぎていないか。
安心して気持ちを出せそうか。
言葉にしにくいことも、少しずつ話していけそうか。
結婚相手を考えるときは、
条件や会話の楽しさだけでなく、
本音を持てる関係かどうか
も大切な視点なのだと思います。
まとめ
結婚相談所で多くの方を見ていると、
婚活が苦しくなっている方ほど、
自分の本音を後回しにしていることがあります。
正しく進めようとすること。
前向きに頑張ろうとすること。
条件や現実を見ようとすること。
どれも大切です。
でも、本音が見えないまま進めてしまうと、
頑張るほど苦しくなることがあります。
本音を大事にすることは、
わがままになることではありません。
自分にとって何が無理で、何が大切で、
どんな関係を望んでいるのかを知ることです。
婚活では、
相手に選ばれることだけでなく、
自分が納得して進めることも大切です。
そのためには、
「どうするべきか」の前に、
自分は本当はどう感じているのか
に目を向けることが必要です。
婚活を前に進めるために必要なのは、正しさだけではなく、自分の本音を見失わないことなのかもしれません。
